結論から話せば、質より量。
質といえば、読んであげる絵本は、かなり私の好みでチョイスしてきました。今振り返っても、7歳までは、何が大切か、どんなものが好きか、気持ちいいかという人間としてのベースを培う大事な時期だから、野放しはやっぱり良くないのではないかな、と思います。他人への言葉のかけ方、他人の行いへの敬意の払い方、正義とは何か、子どもの本とはいえ、いいえ、子どもの本だからこそ、こだわりたいところがあって、譲れないところがあります。しかし自分で読めるようになった!図書館行きたい!といって通い始めると、手に取るのは、怪傑ゾロリや、忍たま、下ネタとか、くだらない話とか、、、本当に大好き。ゲラゲラ笑って、何度も何度も読んでいるんだけど、、、長男の時に、さすがにママはこれは好きじゃないので、こっち読んで欲しいなというような口を出したら、見事に読書量が減りました。そこで、ええいどうにでもなれ!と一切口出しをやめ、「あなたは本当に本好きだね!」と言いながら、ニコニコしていると、どんどん読むわ読むわ。しまいには、もう寝ないと!トイレで読まない!と止める始末です。しかし気に入っていたシリーズものも、もうおしまいが近くなり、少し読書にも陰りか見えてきました。息子が好きな本はどんなものか、横目で見ていると、好みも察しがつきます。そこでブックレビューや司書さんへの質問で目星をつけておいた本を、ちょっとオススメしてみる。長男は、怪傑ゾロリが好きだったので、怪盗二十面相の少年探偵団シリーズに移行し、その後怪盗ルパンシリーズ、シャーロックホームズシリーズ、SFの世界、ファンタジーの世界、中国の3大小説とハードな山をどんどん登って行きました。この時気がついたのは、何度かガラスの天井にぶつかって停滞するということです。まずは、漢字にふりがなが付いていないと読めないという時期。漢字がとても苦手な子供だったので、興味関心と漢字のレベルに差があると、なかなか心が動かされません。アメリカ滞在中は、漢字のレベルがどうしても停滞し、英語の本のレベルがどんどん上がるけれど、日本の本はちっとも手に取らないという時期がありました。青い鳥文庫など、ふりがながたくさん振ってある本は、とても助けになります。その後、読めない漢字があっても読み進められる力という読書テクニックを学ぶ時期があります。ここまでくると、逆に読書好きであることが、漢字の読む力をとても伸ばしてくれています。
まずは大好きな本に目一杯はまること。読書って楽しい!という経験があれば、あとは出会いです。この本は、できたら読んで欲しいなという本が、誰にでも何冊かあるのではと思いますが、あくまで子どもの今楽しいという読書の旅に沿わせて。
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